ラグビーの福岡堅樹選手が難関で知られる順天堂大学の医学部に合格したことが報じられ、現役選手なのに医学部合格なんて文武両道でスゴイ!と思われた方も多いかも知れません。
しかし一方で、
「福岡堅樹の順天堂大学医学部への合格は裏口なのでは?」
というウワサも広がっている様です。
順天堂医学部に合格し、Numberでもかっこよく取り上げられていた福岡選手ですが、これがもし裏口入学だとしたらショックですよね…。
【順大医学部合格】「ローリスクを選びがち」という福岡堅樹は、なぜラグビー引退を悩まなかったのか
引用元:Number
この記事では、福岡堅樹選手が「裏口」と言われている理由について徹底調査しました。
もくじ
その①:福岡堅樹は順天医学部受験前に合格が内定?
福岡堅樹選手が順天堂大学に裏口で不正に合格していると言われている理由としてまず挙げられるのが、「受験前に合格が内定していた。」というウワサです。
こちらの投稿がされたのは2021年1月15日ですが、下記を見て頂けると分かる通り、順天堂大学医学部の試験日は2月13日~15日で合格発表は2月20日となっています。
合格発表どころか、試験日前にこの様なウワサが流れていたことになります。
さらに、どうやら順天堂大学内でもこのウワサは広まっていたようです。
こちらが投稿された日付を見て頂けると、2020年の11月23日となっており、福岡堅樹選手が順天堂大学に実際に合格した2021年2月20日より3か月も前にこの様なウワサが広まっていたことになります。
どうやら順天堂大学内でその様なウワサが広まっていたことは間違いありません。
しかしながら、これだけで不正合格という裏付けにはなりません。
その②:福岡堅樹に順天堂大学側からのアプローチ
福岡堅樹選手が裏口入学と言われているもう一つの理由として、順天堂大学側がアプローチしていたという報道です。
こちらは2020年6月15日に掲載のデイリー新潮の記事です。
「そうは言っても学生時代を過ごした筑波大に思い入れはあるようで、普通受験はもちろん、学士編入でも5名を募集しているので、目指す可能性は十分にある。それに加えて少し前から熱心に口説いている大学があるんです。順天堂ですね」
「大学の関係者が日本医師会の幹部を通じ、福岡の父親に熱心にアプローチしているようです。順天堂はひとことで言えば有名人好きな大学です。ソウル五輪の金メダリスト・鈴木大地スポーツ庁長官、“味噌汁本”でベストセラーとなった小林弘幸医師など、あの大学は特に著名人を丁寧に扱うし、それがDNAみたいなものです。ちょっと前に森光子さんの終の棲家になりましたが、VIP向けのスペースが充実していて、芸能人をよく見かけますよ」
引用元:デイリー新潮
順天堂大学は私立の大学とは言え、福岡堅樹選手が合格しているのは医学部の一般入試(一発芸入試とも言われるAO等ではない)ですので、もしもその様な事があったとしたら大きな問題になります。
その③:福岡堅樹に順天大学関係者からの祝福メッセージ
福岡堅樹選手は合格直後にツイッターで報告をしていますが、それに対して鈴木大地さんから祝福メッセージが届いています。
鈴木大地さんと言えば、スポーツ庁長官で、順天堂大学体育学部体育学科を卒業し、現在は順天堂大学の特任教授でもあるという順天堂大学に縁もゆかりもお持ちの方…。
ラグビーワールドカップ開催前にはお二人で対談もしていたようです。
このツイッターのやり取りと言い、デイリー新潮の記事然り、順天堂大学側からアプローチがあり、政府の後ろ盾も借りて裏口で…?という疑惑が広まってしまっているようです。
さらに他の順天堂大学の教授からのお祝いメッセージがあったようです。
これは怪しくなってきましたね…。
その④:順天堂大学医学部が定員数を増加?
順天堂大学の医学部一般入試の枠数を見てみると…
福岡堅樹選手が合格した「一般入試A方式」の枠が令和3年度は何故か突然増えています。
令和2年度 順天堂大学医学部一般入試A方式 63人
令和3年度 順天堂大学医学部一般入試A方式 64人
順天堂大学医学部の定員数は文部科学省が差配しているため、大学側で勝手に決めることは出来ません。
もしかして、スポーツ庁の力も借りて…?という疑惑が深まっているようです。これは怪しくなってきましたね…。
その⑤:福岡堅樹が不自然すぎる志望校の変更
週刊文春には、福岡堅樹選手の志望校について掲載されていました。
こちらは本文を読んだ方のコメントですが、これによると
- 第一志望:帝京大学医学部(受験科目3/偏差値65)
- 第二志望:東海大学医学部(受験科目3/偏差値65)
帝京大学も東海大学も受験に必要な科目は3科目。さらに偏差値で言うと65程度に対して、福岡堅樹選手が合格した順天堂大学医学部の受験に必要な科目は4科目、偏差値70と言われています。
- 変更後:順天堂大学医学部(受験科目4/偏差値70)
突然受験科目数を1つ増やして、さらに偏差値を65⇒70に上げることはかなり困難と言わざるを得ません。
福岡堅樹選手は医師を目指して熱心に勉強していたようですので、不正が無かったと信じたいところですが、真実はどこにあるのでしょうか?
その⑥:福岡堅樹の合格体験記アップの速さと写真
福岡堅樹選手が合格発表直後に医学部予備校であるYMSが合格体験記をアップしています。
しかしながら、この合格者の声がアップされた2021年2月20日は福岡堅樹選手はラグビーの試合の真っ最中。
それにも関わらず、ネット上では合格発表の僅か1時間後にアップされたと言われています。
実は合格発表があったのは試合2時間前。しかも順大単願で合格という勝負強さは、ジャージーを着ても同じだった。
引用元:スポニチ
合格発表が試合の2時間前にあって、試合前の緊迫した状況の中で合格体験記を書くとはちょっと考えにくいですよね…?
さらによく見ると授業中の笑顔の写真も一緒にアップされて、さすがに用意周到すぎでしょ?と思われる状況。
さらに続いて福岡堅樹選手が13万超フォロワーのツイッターのアカウントで合格体験記を拡散。
YMSにとってはこの上ないプロモーションに繋がり、「福岡堅樹選手とYMS、そして順天堂大学医学部の3者間で何かしらの密約があったのでは?」と疑惑が深まっている状況です。
その⑦:福岡堅樹の学力に難あり?
さらに福岡堅樹選手が順天堂大学医学部に裏口合格といわれてしまっている理由として、学力が足りなすぎるのでは?というウワサが有るようです。
こちらは福岡堅樹選手が勉強しているところをテレビで報じられたシーン。
このノートの中にある炭素記号が間違っており、さすがにコレを間違っているようでは順天堂大学医学部は受からない!という声が広まっているのです。
さらに福岡堅樹選手は10年前に順天堂大学医学部よりもレベルの低い筑波大学医学部の入学試験に落ちており、結果として筑波大学の情報学群に進学しています。
浪人期間の勉強で、筑波大学医学部合格圏ギリギリのラインまで到達。しかし、残念ながら前期入試では不合格となった。その後、予備校の先生からは、少し大学のランクを落としてもう1年挑戦すれば医学部合格の可能性があるとアドバイスを受けるが、それを断った。
「(浪人していた)1年間、ラグビーができなかったことや同級生が活躍する姿に焦りを感じたんでしょうね。このままもう1年浪人したら、トップレベルでラグビーができなくなる、と考えたからだと思います」(綱二郎さん)
後期入試では筑波大学情報学群を受験し、合格。医学部は大学が終わってからでも受け直すことができるし、出来たらそうしたい――福岡は両親へそんな自分の思いを伝えたのだった。
引用元:Number
これに対して、そもそも順天堂大学医学部に入学するには学力が足りて無いだけでなく、10年間も勉強しないでラグビー選手をやっていたのに合格できるわけがないと言われてしまっているようです。
その⑧:福岡堅樹は順天堂大学医学部の単願だった!
福岡堅樹選手は他の大学を一切受けずに、順天堂大学医学部だけを単願受験したことが明らかになっています。
こちらはスポニチの記事です。
ラグビーに専念できない中でも開幕先発を勝ち取り、前半から随所で得意のランを披露。後半23分にはインターセプトから30メートル先のインゴールに気持ちよく飛び込んだ。実は合格発表があったのは試合2時間前。しかも順大単願で合格という勝負強さは、ジャージーを着ても同じだった。
引用元:スポニチ
単願受験をするとは、自信満々だったんだな…と思われるかもしれませんが、落ちればもう一年という超ハイリスクな状況の中、順天堂大学医学部を受けるだけの能力が有るのに国立大学をはじめとした他大学を受けていないというのはどこか引っ掛かります…。
福岡堅樹選手が努力をしていたとは言え、他の医学部受験生からすると「そんなリスク取るわけないでしょ?」と思われても仕方ありません。
ましてや福岡堅樹選手の年齢を考えると、簡単に浪人を受け入れることは出来ないはずです。
その⑨:福岡堅樹は受験前に勉強していなかった?
福岡堅樹選手は受験前にはあまり勉強していなかった模様です。
その①:これからが受験正念場の11月に始球式登場
その②:追い込むべき年末に劇団四季をエンジョイ
その③:試験日まであと1か月で選手としてバリバリ活動
これら一連の状況から「もう11月の時点では順天堂大学医学部に合格決まってたんでしょ?」という声が上がってしまっている状況です。
その⑩:順天堂大学医学部には過去に不正があった
最後の理由は順天堂大学医学部は過去に不適切入試で大きく報じられたことがあるからです。
これは2019年の報道です。
順天堂大学医学部入試で性差別を受けたとして、10代から20代の女性13人が同大を運営する学校法人順天堂に対し、損害賠償計4270万1080円の支払いを求め、6月20日に東京地裁に提訴した。1年度の受験当たり200万円と算定し、さらに入学検定料と受験のための交通費相当額も加え、一人当たりの損害額を算定した。
引用元:医療維新
実際に順天堂大学医学部も不適切入試を認め、訴訟問題にまで発展しています。
確かに過去にこの様なことがあると、順天堂大学医学部がまた同じようなことをしたのかも…?と思われてしまっても仕方がないのかも知れません。
福岡堅樹が不正合格の噂にネット上の声は?
だいたい順天堂は普段からあんだけ多浪、再受験を非難してるのに、再受験有名人が合格するって、確率的に裏口や特別枠の疑念抱かれるだろうよ
福岡選手が偏差値80とかあるなら別だが、客観的に判断して、ラグビーとの両立という観点から勉強時間的に難しいだろうし
福岡選手の順天堂裏口疑惑だけど私立医学部受験生や医学部専門予備校関係者は疑義の念を抱いている。擁護している人は受験の事情を知らないだけで医学部受験経験者からすると全く納得がいかない。特に年齢と単願であること。順天で3浪以上はまず聞かないし、単願なんて論外。説明がつかない。
一部世間の声に一言 「筑波出てるし順天堂くらい受かってもおかしくない」←順天医舐めすぎ 「医学部合格よりラグビーW杯出る方がむずい」←そこじゃない 「別に裏口でも良いぢゃん!w」←論外
福岡選手裏口疑惑どころか99%裏口なんだけど、真実言ってる人達がネット上で悪者扱いされてるの悔しいな。こんなことしてる間にも医学部受験の若い子たちが涙をのんでると思うと可哀想でたまらない。
順天堂大学医学部の難易度の高さを理解している人たちからはかなり厳しい意見が飛んでいるようです。
福岡堅樹の不正合格の噂はデマ?
福岡堅樹選手の順天堂大学医学部合格は、本当に不正で裏口だったのでしょうか?
疑惑の1つである定員数の増枠について調べてみると、2020年に不適切入試で減枠されていたのが、2021年になって元に戻ったという事が文科省から発表されていました。
文部科学省は10月28日、2021年度の国公私立大学医学部81校の入学定員を前年度比27人増の9357人とする計画を発表した。2017年度と2019年度の9420人、2018年度の9419人に次ぐ水準。地域枠が25人増の888人、研究医枠が1人増の27人。残る1人分は不適切入試で不合格とされた受験生を追加合格にしたために2020年度に定員から1人減らした順天堂大学が元に戻すことに伴うもの。
引用元:医療維新
つまり、この増枠の件だけで言えば「順天堂大学医学部の1枠増枠は福岡堅樹選手とは関係がない」と言えそうです。
しかしながら、昨年11月から燻っている怪しいウワサや合格体験記のスピードなどで疑われてしまっているようです。
福岡堅樹のプロフィール
- 名前:福岡堅樹(ふくおか けんき)
- 生年月日:1992年9月7日
- 出身地:福岡県古賀市
- 高校:福岡高校
- 大学:筑波大学卒業、2021年より順天堂大学医学部に進学予定
祖父は医師、父は歯科医師という環境で生まれ育ち、5歳でラグビーを始める。
医学部のある大学への入学を目指すが受験に失敗し、一浪時の国公立大学二次試験の後期試験で受験した筑波大学情報学群に合格し、2012年同校に入学し、ラグビー部に入部しています。
2020年東京オリンピックで7人制ラグビー出場を果たした後に現役引退をし、医師を目指すことを公言していましたが、東京オリンピックが2021年に延期されたことで、五輪出場を断念しました。
2021年2月20日、順天堂大学医学部医学科に合格したことを自身のツイッターで発表しています。
当サイトでは福岡堅樹選手の裏口を特定している訳ではありません。ネット上の声をまとめさせて頂きました。今後何かしらの進展が有るのか、注目したいと思います。